ミクロマンがやって来た!!

マグネパワーズとチェンジトルーパーズ

 

1998年12月22日。仕事がおわって帰ってくると、ミクロマンが出迎えてくれた。
コミックボンボンとテレビマガジンに送った、「ミクロマン、うちに来てくれ!!」というハガキにこたえて「ミクロマン秘密キット」の箱に入って来てくれたのだ。

うちに来たのは「オーディーン」と「ドリルジョー」のふたり。ごついおっさんとドリル野郎という、まさにわがドリルベースにふさわしいコンビといえるだろう。


我が家へやって来たミクロマンオーディーン

 

 

マグネパワーズ

オーディーンは、マグネパワーズと呼ばれる標準的なミクロマンだ。
身長わずか8センチのミニサイズでありながら、全身の関節が可動するイカしたヤツだ。
その名の通り、胸、左腕、両足に磁石を内蔵している。
この磁石、小さい割にはなかなか強力で、逆立ちやぶら下がり、壁登りなどストライダー飛竜も顔負けのアクションが可能だ。楽しいぞ。

第一印象としては、「ちっちゃいなあ!」というのが正直なところ。
昔のミクロマンよりも更に小さいうえに、自分自身が大きくなっているのだから当然だ。
しかし、手足の細いきゃしゃな体型だったのが、がっしりした身体になっており、小さくても昔よりも強そうな感じだ。かなりプロポーションはいい。

その反面、可動個所は少なくなっていて、手首、足首などは固定されている。
特に残念なのは、やはり左腕だろう。装着されたガントレットのような武器は取り外す事ができず、物を持たせる事も、肘を曲げる事も出来ない。
これらはみな、磁石を内蔵している為なのだが、磁石遊びのプレイバリューが高いので、どちらをとるかといわれると難しいところだ。
関節が固定されている事で重い物を保持してもしっかり支える事が出来る訳でもあるし。

 

 

しかし、カタログの写真に比べると、手や胸の磁石は少し奥へ引っ込んでいる感じなので、固定する力が少し弱いようだ。可動を犠牲にしているのだからもう少し何とかして欲しい。
両足の方はどちらかというと強力で、ドライバーにくっつけて大車輪をかます「超磁力スピン」もばっちりだ。

可動重視型と磁石遊び型の2タイプを発売してもらえれば最高なのだが……。
しかし、500円という値段を考えれば、多少の欠点などは吹き飛んでしまう。
バンダイよ、見習え。

 

 

チェンジトルーパーズ

ドリルジョーは、チェンジトルーパーズと呼ばれる、変形機能を備えたミクロマンだ。
ミクロマンが変形して、マグネパワーズを乗せる乗り物になる。
ドリルジョーっつうぐらいだから当然ドリルメカになるわけだ。


ドリルジョーとオーディーン

 

変形機構のために、プロポーションはあまりよくない。
また、変形といってもビーストウォーズのように驚異的な変形を見せる訳でもない。
しかし、右足と左腕に磁石を内蔵しているし、なにより乗り物であるという事でこいつらがいると遊びが広がるのが大変楽しい。

ナイト2000やバトルホッパーのような頼れる相棒マシンというのに弱いわしはメロメロ。

 

 


力を合わせればこわいものなし!

 

しかも、値段はやっぱり500円と安い。
ビーストウォーズのレギュラーサイズのものよりも安いのだからビックリだ。

それに、チェンジトルーパーズには、もう一つ重大な秘密が隠されているのだ!
ぜひとも仲間に加えておいて欲しい。

 

 

カタログ

「秘密キット」にはもうひとつ、ミニブックがついてきた。
いわゆるカタログで、ミクロマン商品を買うと同じ物がパッケージの中に入っている。
ミクロマンといえば、カタログは重要だ。

旧シリーズにおいては、TVキャラクターでは無かったという事もあって、商品カタログとしては考えられないほどのページ数のなかに、設定やストーリーなどの詳細な解説を詰め込んだ小冊子が付属していた。

今回の新シリーズもそれを意識した楽しいミニブックが用意されている。
もう少しボリュームが欲しい処だが、キャラ設定など、ニヤリとさせられる部分も多い。
今回もまた、ミクロマンワールドへの案内役として重要な役割を果たす事だろう。

 

 

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