マイクロサイズの凄い奴! ミクロフォース登場!!

小さな身体に無限のパワー!そのアクションはまさに驚異!!

 

 

長い時を経て新たに登場したミクロマン、「マグネパワーズ」や「レッドパワーズ」は、いわゆる「ミクロ世代」である大人の玩具ファンの間では、大きな話題を読んだ。
しかし、メインターゲットである児童の間では、あまり人気は出なかったようである。
特に、テレビアニメーションとの連動は今ひとつ上手くいっていなかったように思う。玩具そのものは非常に楽しいものであっただけに残念だ。
テレビアニメの終了後も、玩具シリーズがしばらく継続していたりして、タカラの「やる気」は感じられたのだが、それもやがて終了してしまった。もうミクロマンは過去のキャラクターなのか?もう「終わってしまった」のだろうか?

しかし、そうではなかった。ミクロマンは不滅だった。2003年、まったく新しいミクロマンが誕生したのだ!!
それだけではない。ミクロフォースと名付けられた、この四体のキャラクターは、過去の製品から金型を流用した物ではなく、完全新造のボディを持った正真証明の「新ミクロマン」だったのである!

今回のミクロマンは児童ではなく完全にマニア層をターゲットにしている。「対象年齢15歳以上」ということで細かい部品や硬質なメッキパーツなどもガンガン使われている。かつてのように、子供たちがミクロマンとの遊びを楽しむ事はないのかと思うと少し寂しいが、そのために玩具としての楽しさは高まっているわけで、ちょっと複雑な気持ちだ。

 

サイズは約10センチ。マグネパワーズよりも少し大きい。…いや、昭和のミクロマンとほぼ同じサイズだと言うべきかもしれない。
外観は肉感的で、以前のようなサイボーグらしいメカニック的な表現はほとんどない。そのスタイルはどちらかというとアメリカンコミックのヒーローを思わせるものになっている。肌色に塗れば、そのままで人間キャラクターの可動ボディとして使用できるだろう。
まあ、はじめから素体として使用する事を見越して開発されたのだろうし、だからこそ復活を果たせたのだろうが…。

四人のミクロマンは顔とボディカラーがそれぞれ違うが、その他にも胸と両肩、右の腿に施されたマーキングの違いで、キャラクターの差をさらに強調している。このマーキングのデザインが、ボディペイントやタトゥーを思わせるものになっているのがクールだ。
それから、各キャラクターには違ったタイプの武装が付属しており、これによってキャラクターの役割を示し、その違いをより際立たせている。

 

外観もカッコイイが、なにより凄いのは可動人形としての完成度だ。
全身の関節を、とにかくもう自由自在に動かす事が出来るので、あまりの凄さに仰天してしまった。
可動の自由度の高さに関しては、昭和ミクロマンどころか、平成のマグネパワーズさえも遠く及ばない。それどころか、1/6サイズの大型関節可動フィギュアにだって負けていない。いや、ヘタな大型フィギュアよりも、ミクロフォースのほうがよく動くのである。また、通常の手のほかに、握り拳や開いた手など付け替え用の手首が五種類も付属しており、それらを使えばさらにポーズの自由度が広がる。
10センチという小型サイズでありながら、あの「変身サイボーグ」にも匹敵する…いや、それさえも越える可動の自由度をもった、驚異のスーパーポーザブルフィギュアなのだ。

ミクロマンは、もともと「変身サイボーグ」の縮小版というコンセプトで生まれたらしい。
しかし、変身サイボーグのギミックをそのまま10センチサイズの人形に移し変える事は出来なかった。ミクロマンは体型も可動ギミックも当時としては最高水準だったが、変身サイボーグに比べると、どうしても見劣りしてしまう。
だが現代の技術は、かつて不可能だった「手のひらサイズに縮小された変身サイボーグ」を、とうとう実現してしまったのだ!
しかも、価格は980円。なんと定価でも1000円以下で、量販店などではさらに安く買えてしまうのである。まったく凄い!凄すぎる!

 

たくさん集めてもじゃまにならず、それでいて小さいながらも適度なボリューム感があり、遊んでいて充分な満足感が得られる、絶妙なサイズ!
驚異的な可動能力に加え、遊びを広げる豊富な付属パーツ。バリバリ遊び倒せる最高のギミック!そして気軽に買えるお手頃価格!
カタログストーリーがないとか、パッケージが安っぽいとか、不満もないわけではない。しかし、価格を抑えるためには仕方のない部分もあったのだろう。
総合的にみて、これほど満足度の高いアクションフィギュアは、他にないといっていいだろう!

 

さあキミも、ミクロマンたちの仲間になろう!街へ出て、ミクロフォースを探しにいこう!彼らはキミを待っている!!

 

 

コマンダーミクロマン

ニンジャミクロマン

ガンナーミクロマン

スパイミクロマン

 

 

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